GRAPEVINEのこと
GRAPEVINE好きな人ってバンドに鍛えられてるのか寄せ付けるのかわからないけども文章力とか語彙力が長けてる方が多い気がする。
わたしはどっちも劣ってるけど書きたかった…今回のアルバム時間が経つにつれてじわじわ良さみが溢れてきませんかってことを。
バインの20年の流れって
「大人びた」→「大人っぽい」→「大人」←イマココ って感じかなーって
大人って落ち着いてる、とか渋い、とかもあるけれど、
大人ってやわらかくなることかなとも思う。
今のGRAPEVINEはやわらかいと思う。
やさしいって意味じゃないよ。やさしくはないw
変な力が抜けて柔軟になってる感があるなーと
わたしがGRAPEVINEと出会ったのは「指先」からである。
GRAPEVINEが初めて出演したライジングサン、アーステントの一番トリで(だったはず)指先が聴けて泣いた記憶がある。
その時わたしが好きだった他のバンドってストレイテナーとかホルモンとかで、
バインはわたしの音楽プレーヤーの中では「大人」な部類に入っていた。
指先前のアルバムも後のアルバムも全部揃えた。ライブも欠かさず通った。いつも行くようなギャースカ騒ぐようなライブとは程遠く、それがまた惹かれた。
大人になったような気分でいつも聴いていたのでした。
それから10年、
10年ったらわたしにもいろいろあるもんで
10年の間GRAPEVINEはというと「大人っぽい」→「大人」になっていってた。
変化やチャレンジを恐れず淡々と音を作りリリースする姿勢はほんとに職人のようだし孤高だ。
本人たちにそんな気は毛頭さらさらないだろうが、若干大人に足を突っ込んでるわたしからしたらその姿勢に勇気付けられる。
歌詞が難しいしなんとも掴み所がなくて取っ掛かりにくいイメージはあると思うけど、
よかったら今回のアルバム聴いてみてほしいなと思う
前回のBABEL,BABELと対にして聴き比べるとまた面白いかもしれないね
今回は 淡々と、実は熱く、少しストレートに、サビの良さがとても際立ってて(亀井先生まじ亀井先生)、演奏も更にかっこよさが増してて、とても良いです。是非。
じわっと滲みるように良いな~!って聴くたびに感じれるアルバムだなと思う
初見で最新作聴いてからのスロウとかの流れで聴ける若者が羨ましいな…w
斯くして旅路は続けられたのであった
美化した重荷と
無数のひび割れを抱えながら
(楽園で遅い朝食より)
旅路見守りますよ…